現国の勉強方法
「読書すれば伸びる」は本当か。現代文の点が伸びる生徒と、伸びない生徒の違い。
受験生のみなさん、現国は好きですか?
受験においてとかく厄介に感じるのが、現国です。なぜなら──勉強のしようがないから。
こう言うと驚くかもしれませんが、「問題集や過去問をやるぐらいしか思いつかない」。そう考えて、ついついそれしかやらない、ということ、ありませんか?
「なんとなくわかる」が、罠になる
現国というのは、普段、私たちが読み、書き、そして話している言葉でもあります。ですから、英語や古文に比べたら、なんとなくわかる。わかるから、たいして対策もせずにテストを受け、なんとなく平均点が取れているからいいや──みたいなケースが、ままあるのです。
ところが、ここ数年、秋口になって、慌てて現国の点数を上げたいと言ってくる受験生が増えました。実際、模試などを受けてみて、思った以上に点数が上がらない、そして上げる方法がわからない、という相談が増えるのです。
「国語は読書をしていれば大丈夫」は、半分だけ本当。
「読書」の本当の意味
「国語は読書をしていれば大丈夫」と思っている人は意外と多いものです。確かに、読書が好きな人は現国の成績が高い傾向にはあります。だからといって、本を読めば成績が上がる、というものではありません。
「読書」とは、単純に本を読むことではない──論理的な思考能力や、自分の意見をどうやって読者に伝えるか、その方法を読み解いていく営みです。
受験で求められる解答、あるいは小論文や面接などにも関わってくるのは、まさにその部分です。
現国の学習で、鍛えるべきもの
では、どうすればいいのか。要点は3つあります。
- 文章を「段落の役割」として捉える──結論/根拠/補足の構造を把握する
- 筆者の主張と、具体例を区別する──どこからが意見で、どこまでが事例か
- 自分の言葉で要約する──短く言い換えることが、理解を試す鏡になる
読むことが「線を追う作業」から「構造を読み解く作業」に変わった時、現国は初めて得点源になります。それは受験後の人生にとっても、かけがえのない力になります。