MENU CLOSE

22度目の新年度


2022.4.18 担当:千葉


no-img2


新年度が始まりましたね。

私事ですが、引っ越しをする事にしました。今まで、美術の学校に通うため1人住んでいたワンルームから、実家へ。
父に家賃を出して貰っていたので、ひとり暮らした3年間の報告と感謝を兼ねて、手紙を贈りました。

以下、一部抜粋。
『私にとって、私が生きている事 とは、窓を開けること 風を通すこと だと思います。
風は、どこからともなく吹いて過ぎ去りますが、私の元を通るまでには不特定多数の元を過ぎ去っており、私もまたその不特定多数になります。
天気の良い日、人から聞いて大切にしていた話を、それが必要そうな人へ渡しました。学校の廊下で、私の体が輪郭線だけになり、透明になった内部に風が吹き込みどこかへ行きました。切ないけれど、暖かいことでした。
嫌でも自分の小ささを感じ、また、良し悪しでなく、それがただただ人間の営みだと言う事が理解できました。
私について回る不安、夢、葛藤、恥じらい、喜びの正体は、それなのだと思います。
一人暮らしをして、絵を描き、気付けました。良い出会いがありました。』

思ったままを伝えました。それが今の私の、父への精一杯のお礼でした。

春に吹く風は強いです。その度に思います。

あなたの春はどうですか。
COMPASSの風に吹かれてみるのは、いかがですか?


no-img2

ワン!