生物学
2022.3.29 担当:丸山
本日は生物学の授業についてお話しします。
一般的に「生物は暗記科目だ」と言われます。
半分ほんと半分は間違いです。
生物学は何故だろうに答えていく科目です。
例えば細胞壁、これは細胞の構造の一つで植物細胞、原核生物に存在する細胞の構造強度を高める構造で動物細胞にはありません。
何故でしょうか?
構造強度を上げるのであれば動物細胞にあってもいいですよね。
理由は動物か植物、単細胞生物か多細胞生物かに由来します。
動物と植物の違いは?
大きな違いは、動くか動かないかです。
動く時に細胞壁があってガチガチなら、しなやかに動けなくなります。
よって動物は細胞壁の構造強度を捨ててしなやかな動きを進学の過程で選択したのです。
では、原核生物では、単細胞生物として生きる選択をした結果、結果構造強度を持った方が有利だったため細胞壁を持ち続けたと考えられます。
多細胞生物が各機関を特化して機能する様になった結果、多細胞になり細胞間での物質のやり取りは動きを伴うため細胞壁は邪魔になったと考えられます。
この様に構造の違いには理由があり、そこには進化の歴史がある。
ここに目を向けると生物学は一気に歴史になり彩りをもって見えて来ませんか?
「この形には理由がある」の目線で見てみてください暗記科目に見えた生物学が違って見えることでしょう。
ワン!