消しゴムのカス

今日は昔教えた生徒の話です。

彼は中学三年生で、私は数学と理科を担当しました。
彼は、国立大学附属の中学に通っていて高校の内部進学対策でした。
彼は、大変利発でよく気が付いて教えていてもこちらも楽しい良い思い出が沢山ある生徒さんです。
その彼は授業が終わると机の上の消しゴムのカスを丁寧に集めて捨ててくれました。
初めはしっかり躾されているんだなくらいに見ていましたが、その集め方に何か追い立てられる様な必死さがあり、気になって聞いて見ました。
何でそんなに必死に消しカスを集めてるの？

彼の答えは。

彼:僕は家の食卓で勉強する事が多いのですが、その日もいつもの様に食卓で勉強していました。
お母さん:食事の時間よ、お片付けしてね。
彼:はい。急いで片付けをして食事となりました。
その日の食卓にはひじきの煮付けが並んでいました。
食事のあと
お母さん:こんなにこぼして、お行儀悪いわね。
パクリ。…。

勉強した後の消しカスは綺麗に片付けてましょう！！

ワン!