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塾に求められるもの


2022.12.17 担当:丸山


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先日以前中学受験で指導した生徒のお母さまとお話をする機会がありました。
はじめは、生徒の近況や最近の受験業界など一通りの話が進み段々、実際我々塾の講師に求めるものの話になりました。
そこで、必ずしも偏差値一辺倒ではないとの話にもなりました。
親御さんにとっては受験は初めてもしくは多くとも一二回目といったところです。
そこで、受験をしようと意思決定すると先ずは塾を選択する。
この時点で受験の方向はほぼ決まるのですが、あまり選択肢もないかなテレビのCMや口コミなどで塾を選びなんとなく通いだす。
受験が近づくにつれて、○○講習という名の課金が始まり、模擬試験の結果はお財布のひもをさらに緩ませる。
この一連のお祭りが終わって改めて考えてみると希望通りの志望校に入れたか入れなかったか。

話が長くなりましたが、今回お話した生徒のお母さまはちょっと違っていました。
生徒さんもよく言えば個性的、一般的な塾はなじまないお子さんでした。
何が彼にとって一番いいか、親御さんや本人とも勉強と同じくらい話をしました。
とても利発なお子さんで結果から言えば、見事名門校に合格しました。
そんなお子さんだったのですが、振り返って受験に何を求めるか。
ここまで納得した受験ができるお子さんは少ないと思います。
原因は、受験に関する情報の非対称性、塾が営利法人等色々ありますが、一番大事なその子にとって一番輝ける未来を選択することを見失ってしまっているから。
そこで初めの塾に求められているもの結論は、そのお子さんの能力を最大に発揮できる進路を一緒に考えて寄り添って考えてくれる塾ということになるのではないかと考えます。
その選択の結果。

その学校は偏差値が光ってないかもしれません。
皆に言っても「それどこ?」と言われる学校かもしれません。
でも、お子さんが将来自分の足で立って自分の得意な分野で実力を発揮し、充実して生きていく選択ができて、そのために今必要な力をつけるべき教育を受ける機会を得ることができたなら。
その親子で戦った受験は大成功ではないでしょうか。
そのことに、いち早く気が付いて自信を持って受験の準備をしていくこと。
まだ、なにが得意で何を将来の仕事にしたいと思っているか決まっていない場合もあると思います。
その時は広く可能性を追求できる選択をすれば良いのです。

何が大事か一緒に考えて、後悔のない選択をしていきましょう。


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